いつも隣に君がいた







修司とは中学からの仲だった。









中学1年生の頃から3年間同じクラスだった。










中1の頃は何故だか分からないけれど、クラスのムードメーカー的存在の修司がニガテだった。










私は修司の事を自然と避けていた。










だけど、ある日、運の悪い事に修司と自転車置き場で2人きりになったことがあった。











修司は他のみんなに話すみたいに笑顔で私にも話しかけてきた。











何を話したのかは、もう覚えていない。










あの時はひどく緊張していて、会話が成立していたのかどうかでさえ定かではない。








人見知りだからなあ、私








今もそうだけど......










でも、あの日から仲良くなったのは確かだった。








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