いつも隣に君がいた
歯磨きと洗顔を済ませて、制服に着替えに部屋に戻る。
ワイシャツのボタンを留めながら本棚を見てみると、そこには薄汚れた白のアルバムがきちんと教科書の間に収まっている。
やっぱり、白じゃん
心の中でそう呟いて、リュックを背負い階段を降りる。
時刻は間もなく、7時40分になろうとしている。
ヤバい!20分で着くかな......
私は家を出ると、坂道を駅へ向かって駆け出した。
メニュー