ずっと、いつまでも。



まだ誰も明かりを点けていない教室に入り、黒板に貼ってある、座席表の印刷されたプリントを確認する。

私の席は廊下側から2番目の、1番後ろの席だった。

まぁ、なかなかの席、なのかな。


クラス替えなんてどうでもいい、なんて言いながら、実は期待で胸を膨らませていたから、早く着きすぎてしまった。

吹奏楽部の朝練がある日はいつも遅刻ギリギリなのに…。


教室にはまだ私を入れて6人しかいなくて、特に仲の良い人もいないから、席について一人静かにしていようと思った。


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