Blue Moon
「こうして月海ちゃんとお料理していると自分に娘が出来たみたいで嬉しいわ〜」

にこにこしながら楽しそうに話す真白さん


「わ、私もです!
こんなふうに料理をしていると...お母さんを思い出します」


そう...あの頃はよくお母さんの手伝いをしたものだ

「そう...月海ちゃんのお母さんはきっと素敵な人だったんでしょうね」

ふふっと笑う真白さん

「はい。とっても」

私もそれに満面の笑みで答える


それから色んな話をしながら昼食の準備は進んでいった

テーブルにサラダとオムライスとスープを並べる


「手伝ってくれて助かったわ、ありがとね月海ちゃん!」


「いえ、またお手伝いさせて下さい」


「じゃあお願いするわね」


この短時間で真白さんと随分仲良くなれたみたいで私は嬉しかった





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