Blue Moon

｢あら、遅かったわね」

真白さんのところに行くとすでに修斗さんと夜さんと尚さんがいた。

｢さあさあ、三人も早く席につきなさい」

空いている席に瑞希くんと黒崎さんが座るのをみて私は黒崎さんの隣に座る


｢あの、黒崎さん」

｢ん？」

｢秋さんは来ないんですか？」

そう。ここには秋さんの姿だけがなかった

｢あー、ちょっと今手が離せへん仕事を片付けてるみたいやねん。
俺もこれ食べたら行くねんけどな」


黒崎さんは少し眉を下げて申し訳なさそうに言う

｢そうなんですか...あの危ないことはしないで下さいね」

不安で黒崎さんの袖をギュッと掴む

｢わかってる」

私の手に手を重ねて強く握りかえしてくれる黒崎さん


それだけで胸がドキドキして。

私......どうしたんだろう...っ

｢お二人さん。お熱いのはいいんですけどね
俺の前でやめてくれないかな」

私の前に座る瑞希がじとーっと私達の握られた手をみる

恥ずかしいくて慌てて手を離す

｢す、すみません！」

｢いいじゃないか、仲が良くて」

夜さんがにこにこしながら言う

｢若いっていいわね！
さて、お料理が冷めちゃうから早く食べましょ」


真白さんの頂きますでみんなオムライスに手をつける

楽しくみんなでお喋りしながら昼食の時間は終わった