Blue Moon
運転席には緑さんがいた

「お久しぶりです、緑さん」


「月海さんも元気そうで何よりです」

少し微笑みながら言う緑さんみて車に乗る

私の後に続いて黒崎さんが乗る

「黒崎さんも乗るんですか?」

学校じゃ...ないよね?


「俺はこのまま仕事に向かうんや」


「あ、だからですか」


そうやでと言った黒崎さんの言葉を合図に車は走り出す


「...瑞希くんと修斗さんは乗らないんですか?」


腕組みをして座っている黒崎さんに問いかける


「あー、あいつらはバイクがあるからな」


「危なくないですか?」


「あいつらのバイクの運転はめっちゃ上手いから大丈夫やで。とくに修斗の奴はかなり腕がええで」


そうなんだ...知らなかった
これから行く高校で友達ができるといいけど...


そんなことを思っていると車が止まる
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