Blue Moon
月海ちゃんが連れて行かれたのはもう、使われてない工事だった


「実ちゃんは、黒崎組が預かるから君も俺と一緒に来るんだ」


「わかり...ました」


俺は、修斗にも電話をかける



『なんだ。』


「月海ちゃんが攫われた。
今から時雨が来るから修斗も校門に来い。」


『.......わかった。』


それだけ言って切ると、俺は実ちゃんを連れて校門へ急いだ



そこには既に修斗も来ていて、俺は今まであったことを修斗に話した


修斗は黙って聞いていたが眉間に皺を寄せて実ちゃんを睨んでいた


ビクビクしている実ちゃんを横目にしていると秋と時雨と尚が乗った車が目の前に止まった




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