Blue Moon
何処から現れたのかいつの間にか恭雅の組の人たちも居た


「今すぐ、月海から離れろ。」


関西弁じゃなく、いつも笑っている黒崎さんは鬼の形相

それに...呼び捨てだし
いつもはちゃんずけなのに



「来るのが遅かったじゃねぇか。

その人数でこれ、相手に出来んのかよ?」



あきらかに黒崎さん達のほうが人数が不利だ



「舐めたこと抜かしてんじゃねぇよ。

いいから、月海を返せ。」


鋭く睨みを効かし、唸るように言う黒崎さんに如月組の人達は少したじろいだのがわかった。



「.......やれ。」


恭雅の合図で一斉に黒崎さん達に襲いかかる


「黒崎さん...っ!!!!」



私は出来る限りの声で叫んだ


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