Blue Moon
そっと体を離す黒崎さん。

「顔、真っ赤やで?」

からかうように言う黒崎さん。

それは黒崎さんが抱きしめたりするからだよ。
そんなこと言えるはずもなく

黙って俯くしかない私

「そういえば、聞いてへんかったけど月海ちゃんいくつなん?
ちなみに俺は23やで。」

年齢を聞いて驚いてしまった、黒崎さんは凄く大人っぽいからもう少し年上かと思っていた

「私は18です。」

「おお、若いな。
月海ちゃん大人っぽいから20くらいに見えたわ」

そんな些細な話をしていると秋さんが部屋に入ってくる

「若、飯の用意が出来ました。」

「そうか、ほな行くわ。
月海ちゃんも行こか」

黒崎さんの差し出された手に手を重ねる
ぎゅっと握った黒崎さんは私をひいて歩く
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