Blue Moon
黒崎さんは私を喜ばせる天才なのかもしれない

そんな馬鹿なことを考えてしまう


乾かし終えた黒崎さん

「ありがとうございます。」


くるりと振り向き黒崎さんにお礼を言う


「やりたかったからええねん。
それと月海ちゃんの寝る場所やねんけど、俺と一緒でもええ?」

え...

それって...一緒に寝るってこと...?


「そ...そんな!
恥ずかしくて死にますっ!」

顔を真っ赤にしながらぶんぶん首を横にふる私

「なんもせーへんから。
俺を信じて。」

真剣な眼差しに思わずはいとしか言えなかった

「じゃあ、俺風呂入ってくるから先に寝ててもええからな。」と言って出ていく黒崎さん。


恐る恐る黒の大きなベッドにゆっくりと入っていく
< 24 / 159 >

この作品をシェア

pagetop