Blue Moon
「そんな怒らんといて。」

そう言って腰に手が回る
一瞬体かびくっとしてしまう

「ごめんやから...こっち向いて月海ちゃん...」

可哀想になってきたのでゆっくりと黒崎さんの方を向く

意外と距離が近くてびっくりする

「やっとこっち向いてくれた」

微笑む黒崎さん。

腰には手が回っている

私を見つめたまま頭をゆっくり撫でてくる。

「今日は疲れたやろ?もう寝な。」

頭を撫でられる心地よさにどんどん瞼が落ちてくる

「...な...ちゃんは...ま...る……ら」

黒崎さんが何か言った気がするけど何を言ったのか聞き取れないまま深い眠りに落ちた。
< 27 / 159 >

この作品をシェア

pagetop