Blue Moon
「どこ行きやがったあの女!」

「探せ!」


男達の鋭い声が響く

彼女は体を震わせながら焦った顔をしとった


「あんた追われとるんか?」


「そうなんです。色々あって」

「ほんなら俺ときたらええわ」


何の考えもなく俺はそう言っていた


「私に関わると…貴方が危ない目に会います!」


何言うとんねん、もう俺とお前は出会ってしもうたんや。

俺はお前を逃がさん。

「ええから、悪いようにはしやん。」

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