Blue Moon

「あの……色々と...助けて頂いてありがとうございます。」


「ええって、俺が助けたかっただけやから。
それよりあんた名前は?」


「神咲月海です。」

月と海で月海か...ええ名前やわ。
良く似合う

「ええ名前やな。俺は黒崎時雨。
よろしゅうな」

月海ちゃんを見ていると思わずあがってまう口角。

こんなに笑ったんは久しぶりや...。


それはそうと...なんやさっきからめっさ見られてんねんけど。

いや、嬉しいねんけどな!
そんなに見られるとさすがに俺も照れてまうわ


「なんや?じっと見て。」

なるべく顔に出さんように聞く俺。

「いや、あの!
すみません……。」


「いや、別にええんやで?」

少し落ち込む月海ちゃんが可愛くて頭をなでて

まう俺の姿は組の奴らがみたらびっくりするや

ろなぁ...。
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