Blue Moon
俺に見られて挙動不審になっている月海ちゃん

「月海ちゃん。」

「は...はい!」

「俺のこと...怖いか?」

さっきの月海ちゃんの話を聞いている限り、男はヤクザ。

俺だって同じや

だから...聞いてみたいんや

「そんな事ありません。
黒崎さんは…怖くないです。」

俺は目を見開いた。
やっぱり月海ちゃんは最高や。

嬉しいもんやな、実際言われてみると。

「そうか、なら良かったわ。」

「はい、黒崎さんは怖くないです。」

へらっと笑った月海ちゃんがあまりに綺麗で俺は思わず抱きしめてしまった

「ほんまに...よかった」


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