Blue Moon
そう言って部屋を出ていくとすぐに戻ってきた秋さん


「これでいいですか?」


「おー、ありがとう。」

白の紙袋を渡すと秋さんは出ていった


「これ、俺が選んだから気に入るか分からんけど絶対に月海ちゃんに似合うことだけは保証する

外でまってるから着替えたら言ってや」


白い紙袋を受け取ると黒崎さんは出ていく


紙袋の中を開けると白いワンピースが入っていた


それに身を包んで黒崎さんを呼ぶ


「あの、着替え終わりました」


襖を開けて入ってくる黒崎さん


「めっちゃ似合っとるやん。
さすが月海ちゃんやわ」


「そ、そうですか?」

褒められて少し赤くなる頬。


「このまま誰にも見せたくないぐらい似合っとるよ。」


「そ、そんな大袈裟ですよっ」


「ほんまやて。
じゃあ早速やけど親父が待っとるから行こか」

そう言って私の手をひいて部屋を後にした
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