Blue Moon
「あの……色々と...助けて頂いてありがとうございます。」

「ええって、おれが助けたかっただけやから。
それよりあんた名前は?」

「神咲月海です。」

「ええ名前やな。俺は黒崎時雨。
よろしゅうな」

歯を見せてにかっと笑う黒崎さん
よく見ると黒崎さんはかなりのイケメンだった

元から癖毛なのか少しウエーブがかかった黒髪
切れ長の瞳、形の良い唇。

そのどれもが彼を魅了していた。

「なんや?じっと見て。」

ついつい見とれてしまった、!

「いや、あの!
すみません……。」

「いや、別にええんやで?」

そう言い私の頭を撫でる黒崎さん。
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