Blue Moon
げといつまでたっても来るであろう痛みが来ない。


あれ?

ゆっくり目を開けると恭雅が奈々の手を止めていた


「お前こそ俺の女に何しやがる」


今まで聞いたことないような低い声の恭雅


「や、やだなぁ!

私はお姉ちゃんの顔についてるゴミを取ろうとしただけですよぉ〜!」

焦ったように嘘をつく奈々。


「今度こいつに今みたいなことしてみろ。
俺がお前を殺すぞ。」


冷たく言い放つ恭雅。


悔しそうな顔をして足早に去っていく奈々。

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