Blue Moon
「これから仕事がありますので私はこれで失礼します」

緑さんはそう言うと長い廊下を歩いて行った


「残念やけど俺も仕事に行かなあかんわ。

もっと月海ちゃんと居たいねんけどなぁ」

ショボーンと落ち込む黒崎さん

「そ、そんな!
私の事はいいのでお仕事頑張ってください!」


「月海ちゃんに頑張れ言われたら頑張るしかないな」


目を細めて私をみる

「応援することしか出来ませんから...」


「そんな事ないでそれだけで十分や

じゃあ俺は行くな、帰ったら真っ先に月海ちゃんのところに行くから」


「じゃあ待ってますね」

少し照れながら言う私


ふっと笑って私の頭を人なでして仕事に向かった黒崎さん
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