Blue Moon
帰りの車で黒崎さんは私の肩をずっと抱き寄せてくれていた。
誰も口を開かなかった
私のすすり泣く声だけが車の中に響いていた
車が止まって緑さんがドアを開けてくれる
黒崎さんに腰を抱かれながら家に入る
母の仏壇は秋さんに預けて、空き部屋に置いてもらうことにした。
「ありがとうございます。」
「いえ、いいんですよ。
今日はごゆっくりお休み下さい
では、これで」
そう言って去っていく秋さん
「じゃあ部屋に行って休もか。」
隣にいた黒崎さんが優しく微笑んでくれる
「はい。」
部屋の襖を開けて入る
私と黒崎さんはベッドに座る
「何から何までありがとうございます。
母の仏壇まで...」
「ええよ、そんなん。
それに月海ちゃんのお母さんの仏壇は月海ちゃんが持ってた方がええしな。
俺も挨拶ぐらいしやなあかんからな。」
「是非、してあげてください
きっと母も喜びます」
私の顔をみてふっと笑うと頭を撫でる黒崎さん
誰も口を開かなかった
私のすすり泣く声だけが車の中に響いていた
車が止まって緑さんがドアを開けてくれる
黒崎さんに腰を抱かれながら家に入る
母の仏壇は秋さんに預けて、空き部屋に置いてもらうことにした。
「ありがとうございます。」
「いえ、いいんですよ。
今日はごゆっくりお休み下さい
では、これで」
そう言って去っていく秋さん
「じゃあ部屋に行って休もか。」
隣にいた黒崎さんが優しく微笑んでくれる
「はい。」
部屋の襖を開けて入る
私と黒崎さんはベッドに座る
「何から何までありがとうございます。
母の仏壇まで...」
「ええよ、そんなん。
それに月海ちゃんのお母さんの仏壇は月海ちゃんが持ってた方がええしな。
俺も挨拶ぐらいしやなあかんからな。」
「是非、してあげてください
きっと母も喜びます」
私の顔をみてふっと笑うと頭を撫でる黒崎さん