あなたの背中に恋してる~奥手な男子の攻略法~
志賀くんは、
2階の和室を使わせてくれた。
「普段は使ってない部屋だから、
遠慮しなくていい」
と志賀くんに言われた。
志賀くんは、清潔なシーツと枕を与えてくれて、隣の部屋で寝てるから、何かあったら起こしていいよと言って安心させてくれた。
布団の中に入り、目を閉じる。
ひどく疲れているのに、全然眠れなかった。
体は動けないほど重いのに、目だけが冴えている。
バッグの中で、携帯が光ってた。
そう言えば、さっき、絵梨が電話をしてきてた。
声が震えてて、絵梨に電話かけられないっていった。
志賀くんは、連絡は俺がしとくからと言って、代わりに電話に出てくれた。
私には、ここで黙って座わってろと、私を一人にしておいてくれた。
あんなに無愛想だと思った人が、これまで私が出会った人の誰よりも、私を理解しようとしてくれてる。
この事実を、素直に受け止めてもいいのか…私には分からなかった。
2階の和室を使わせてくれた。
「普段は使ってない部屋だから、
遠慮しなくていい」
と志賀くんに言われた。
志賀くんは、清潔なシーツと枕を与えてくれて、隣の部屋で寝てるから、何かあったら起こしていいよと言って安心させてくれた。
布団の中に入り、目を閉じる。
ひどく疲れているのに、全然眠れなかった。
体は動けないほど重いのに、目だけが冴えている。
バッグの中で、携帯が光ってた。
そう言えば、さっき、絵梨が電話をしてきてた。
声が震えてて、絵梨に電話かけられないっていった。
志賀くんは、連絡は俺がしとくからと言って、代わりに電話に出てくれた。
私には、ここで黙って座わってろと、私を一人にしておいてくれた。
あんなに無愛想だと思った人が、これまで私が出会った人の誰よりも、私を理解しようとしてくれてる。
この事実を、素直に受け止めてもいいのか…私には分からなかった。