あなたの背中に恋してる~奥手な男子の攻略法~
警察の人が来ても、根性のない私は、大家さんの家で、縮こまっていた。大家さんの奥さんが、出してくれたお茶を、ぶるぶる震えながら一口すする。
警察の人にも、留守電の内容、コンビニで犯人に遭遇してる可能性が高いってこと、話していくうちに、さらに気が滅入ってきた。
「彼氏が来たよ」
大家さんが早坂さんを、私のところまで案内してくれた。
大家さんは、この間一緒にいた志賀くんのことを彼氏と言ったが、相手が違うことを疑問に思わないのかなあって、早坂さんの顔を見て思う。
早坂さんが来てくれて、私の顔を見た。そしてなんともいえない表情をした。
怒られると思って、小さくなっていたら、心臓が止まるほど心配したぞと、怒られてその後ぎゅっと力一杯抱きしめられた。
心配してくれるのは、嬉しいと思った。
でも、私は志賀くんにそうしてもらいたかった。
連絡もしていないから、志賀くんが来るはずないのに。
あり得ないと思っても、私は、志賀くんの姿を探してる。
「良かったね、友芽ちゃん、彼氏がいるなら安心だ」
「今日は、このまま連れて帰ります。連絡していただいてありがとうございました」早坂さんが、ていねいに頭を下げる。
警察の人にも、留守電の内容、コンビニで犯人に遭遇してる可能性が高いってこと、話していくうちに、さらに気が滅入ってきた。
「彼氏が来たよ」
大家さんが早坂さんを、私のところまで案内してくれた。
大家さんは、この間一緒にいた志賀くんのことを彼氏と言ったが、相手が違うことを疑問に思わないのかなあって、早坂さんの顔を見て思う。
早坂さんが来てくれて、私の顔を見た。そしてなんともいえない表情をした。
怒られると思って、小さくなっていたら、心臓が止まるほど心配したぞと、怒られてその後ぎゅっと力一杯抱きしめられた。
心配してくれるのは、嬉しいと思った。
でも、私は志賀くんにそうしてもらいたかった。
連絡もしていないから、志賀くんが来るはずないのに。
あり得ないと思っても、私は、志賀くんの姿を探してる。
「良かったね、友芽ちゃん、彼氏がいるなら安心だ」
「今日は、このまま連れて帰ります。連絡していただいてありがとうございました」早坂さんが、ていねいに頭を下げる。