クラスゲーム
「賢斗ももういいよ、私はちょっと体調悪いから屋上にまだ残っとくわ。」

まだ昨日の感覚を思い出すと気持ち悪い。


私は賢斗に背を向けて歩き、柵にもたれかかった。


「体調悪りぃんだったら一緒にいてやるよ。どーせ授業なんて真面目に受けねーし。」

そういって徐々に近づいてくる。


「いいって、なんでそんなに急に優しいわけ?いつもなら笑って通り過ぎるのにさ。」


そのあと少し沈黙が流れた。


なになに…。なんか言うんだったらさっさと言ってよね。




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