クラスゲーム
「池田君が殺そうとしてきたからよ。」

強めの口調で言い放つ。

その瞬間、ナイフのようなものがまたお腹を目掛けて飛んできてるのが見えた。


あ、あぶなっ…!!

「あぶねぇ!!」

え??

誰だかわからないけど、助かった?

私の上に被さったまま動かない。

「賢斗…?!」

そこにいたのは賢斗で、私を守ってくれたんだとわかる。

「あ、愛理が無事で良かったぜ…。」

そっと顔をあげるけど腰にはナイフが刺さっている。

「賢斗…、死なないでよ!!あんたはこんなくらいで死なないわよね?」

そう言うと当たり前だ。と言ってナイフを抜いた。

また血が吹き出るけど関係なしのような顔でそのナイフを北君の心臓に突き刺した。
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