クラスゲーム
「うぉ!くんなよ!なんだよお前ー!あぎゃっ」


大きな怒鳴り声の後、小さく響く悲鳴とともにグチャッという音が聞こえた。


多分、誰かに殺された…。


男子の声だったよね。


「おい、大丈夫か?立てるか?」

そう言うと簡単に脇を持ち上げてひょいと私を立たせた。


なんだ、やっぱり重いとか嘘だったんじゃん。


「逃げるぞ、多分クラスメイトじゃなくて、新たな試練できた何かだ。」


賢斗に手を引っ張られて近くの服屋さんに逃げ込んだ。


何かって、賢斗もやっぱりその正体は知らないんだ。
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