クラスゲーム
熱があってフラフラな上に200メートルくらい走ったからもうまともに息もできない。

呼吸が乱れるし咳も止まらない。

「はぁ…はぁ…。ごめんね、賢斗。もし…誰か来たら…賢斗だけでも…逃げて?」

肩で息をしながら賢斗にそう言うと首を横に振った。


「こんな状態のお前を置いて1人で逃げろって?
そんな男が世の中にいたらぜってーぶっ殺す!」


賢斗はそういうやつか…。
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