クラスゲーム
その時、「ガチャ…コツコツ…」

誰かの足音とともにドアの開く音が聞こえた。

まずい…誰か来た。
このままじゃ私また…

「こいっ!」

ヒソっと耳打ちして私の腕を賢斗が引っ張った。

その途端、バッと顔に何かが当たった。










ふ、服??

そう、賢斗と私が隠れたのは数ある中の服の中だった。

体育座りで身をひそめる。

服に紛れてやり過ごせるのか…。


とてつもない不安が私を襲った。

こんなの、私らしくないじゃない。

大丈夫よ!
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