クラスゲーム
「お前はここにいろ。」

小さくそう言うと賢斗はガラッと倉庫のドアを開けて笹川君がいる方に出て行ったのだ。



賢斗?!




「殺せるもんなら殺してみろ!俺はこっちだ、こい!」



そう言って奇声をあげる笹川君を引きつけて遠くに走って行った。



賢斗…庇ってくれたの??


私のせいで…賢斗がもし死んだら私…。


ずっとその背中を見守っていたけどとうとう見えなくなった。
< 176 / 301 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop