クラスゲーム
「腹減った。ひとまず昼飯くおーぜ!」


「うん。」


賢斗らしいな。

大食いにもほどがあるけどね……。


そこから歩いて私たちは近くのパスタ屋に入った。

実はこう見えて私パスタ好きなんだよね。



「意外だよな。お前って肉とか好きそうなのにな。」


そう言いながら2杯目のミートスパゲティをペロリと平らげて満足そうに笑う賢斗。


彼女に対して言うことがそれ?!

肉とか好きそうって…デレカシーっていう言葉のかけらもないわ。


「ごちそうさま!うまかったぜ。」


そう言って財布を片手にレジに向かう賢斗は満足そうだ。


よかった、喜んでもらえて。


「お金私払うって!」

私のまで払おうとしてくれるけどひきとめた。


さすがにそれは悪いよ…。

「いいって、彼氏だろ?払わせろよ。」

< 186 / 301 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop