クラスゲーム

「お前うぜーんだよ。デートの邪魔すんな。俺に殺されたくなかったらな。」



そう言って一発みぞおちに蹴りを入れるとそのままあらんは倒れた。



なんだかかわいそうにも思える。



私だって賢斗が死んだら耐えられないと思うから。


「お前らだけは…絶対に許さねー…ぶっ殺してやる！！」



最後にあらんはそう言い放つとゆっくりと、よほど痛かったのだろうみぞおちを抑えながら帰って行った。




「賢斗…あらんも多分悲しいんだよ。気持ちをどこに持っていけばいいかわからないんだよ…最初はあらんなんて本当に嫌いだったけど、私も恋人の賢斗が死んだら多分あらん以上に荒れると思うしさ。」