クラスゲーム
そう言うと賢斗も強く頷いた。

私はどんな結果になってもこの世界を壊したい。

たとえお母さんが死んだところで私たちのクラスゲームは終わるけど、私の子供はまたこのクラスゲームをしなくちゃならない。というわけで……。


お母さんを殺して助かるのはその時のクラスゲームのメンバー。


結局何回お母さんを殺したところで大人になったらまた自分が仮面の女になって子供にさせなきゃいけないわけで……。


ってあれ?


これって終わらせる方法あるの?


永遠に続くとか?


その時

「ザザッ…。1時になりました。8日目のクラスゲームを終了します。今から死体を回収しに行きます。」

きたよ…。

またこの時間が。


「西川美希、死体回収終了。」
「山田麻帆、死体回収終了。」
「藤岡かなえ、死体回収終了。」
「織田正紀、死体回収終了。」


「以上で回収は終了します。」


え、麻帆殺されたの?

それに今日はいつもより多い…。

なんでだろ…。


そんなことを思ってるうちに少しずつ意識がなくなって目を閉じた。
< 210 / 301 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop