クラスゲーム
それから来たのは
有村湊
野々村星夜
佐野心愛
柴田夏菜



これだけ来てくれたら十分だ。


だって残ってるのはほんの数人だからさ。


「集まってくれてありがとう。今日はみんなに話したいことがあるんだ……。」


そう言ってる間にもみんなの視線が突き刺さるようで心苦しくなる。


それから今までのことを全部詳しく話した。

下を向いてる子もいれば怒ってるような顔をしてる子もいる。


でもみんな協力してくれることになった。

でも……。


未だ何も言わないお母さんの方を見ると目に涙を浮かべていた。


殺すなんて、できないよ。


だってお母さんは悪くないもん。


「上の組織って誰だ?複数なのか?俺たちは会うことができるのか?」


たかしが質問を次々と投げかける。

やっぱりこういうのはたかしに任せたほうがいいね、うん。










っておい!!


「あらん寝るなっつの!なんのために来たのよ!」

ぽかっと一発お見舞いする。


「ってぇ!くるの遅いからだろ!なんでもいいけどよぉ、さっさと終わらそうぜ。」


だから今みんなで考えてるっていうのに!!

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