クラスゲーム
「おい、このまま朝になるのか?そしたらどうなるんだ…?あの5人はあのままなのか?」


焦ってメガネを付けたり外したり意味のない行動をしている。


こんなにたかしが取り乱しているところなんて見たことがない。


未知の世界だ…。


「そんなこと朝になりゃ分かるんだぜ?今は探そう。」


賢斗は急にやる気が入ったのか携帯電話で照らしながら続きを探している。


その時、書道室のドアが静かに開き始めた。


「ちょっ…」


この部屋は見渡す限り隠れる場所なんてない。


あるのは下が丸見えの机と椅子だけ。

もうどうやっても見つかるし隠れることもできないんじゃ3人とも殺されるかもしれない。


急いで机の下に身を隠すけど隠れてるわけない。


向こうからしたら下が丸見えの机の下にいたってなにも困らないんだから。






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