クラスゲーム
仲間だと思っていたのに、もしも夏菜の事を殺していたら…。


自分もあんな姿になるかもしれない。


でも間宮君は確かに私の方を見た。


なのになんで私の事は殺さなかったの?


もしかして夏菜が殺されたその場にいただけであれは返り血を浴びただけかもしれない。



そう思いたい!!


もうこれ以上何も起こってほしくない。


最初のクラスゲームが可愛く思えるほど、こっちのゲームの方がきつくて残酷。


色んな気持ちが混ざって叫びたくなる。


叫んで目が覚めたら朝で、今までと同じ普通の生活に戻って欲しい……。


そんな都合のいい話なんてないってわかってるけど、心臓も見つからないし、2日で2人も死ぬなんて。


まだ知らないところで誰かが死んでるかもしれない…。


夏菜の残骸がどうなるのかはわからないけど流石にこの部屋は調べれそうにない。


部屋を閉めとかないと異臭が校舎中に回る気がした。


「閉めるか…夏菜、助けてあげれなくてごめん。」


見るのは無理だから違う方を向いてそっとドアを閉めて3階に向かった。
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