クラスゲーム
「そんな…ゆり…。っひく…。」
声を出して泣いているのは中田紗江。
ゆりとは親友だったからなぁ。

「はぁ…。なんで自殺なんか…。今日はどこに飛ばされるのかしら。毎日違うのよね?」

「やっぱり、最後の1人になるまで終わらないのか?」
街道達也が少し嫌そうな顔で尋ねる。
でも

「そんなことわからねぇよ。」
賢斗も頭を抱えている。

でももしそうだとしたら、間違いなく私は殺されて、残るのは賢斗か谷君でしょ。

「あーあ…なんでこんなことになったのよ。とゆーかみんな、本気でこの「ゲーム」をしようと思ってるの?自分が生き残るために人を殺そうとしてるの?」
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