クラスゲーム
「ごちそうさまでした!」
そう言って満足そうに手をあわせる賢斗。


意外と礼儀だけはしっかりしてるんだよね。
普段は喧嘩ばっかしてんのに。

「それじゃ、お風呂…どうする?先に賢斗入りなよ。」

「おう。おばさん、今日泊まってもいいっすか?」

「あら、いいわよ…ふふ。」
もう、お母さんすぐそういう方向に持って行こうとするんだから。

賢斗がお風呂に入ったあと、お母さんにお願いした。

「今日、私と賢斗は私の部屋で寝るから、12時になったら起こしてくれない?」

これであの奇妙な世界に飛ばされている私と、この部屋で寝ている私がどうなっているかわかる。
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