クラスゲーム
「おい!小田切!どこ行ったんだ…!」

外では狂ったように叫ぶ笹川君の声。

「カチャ」

え?学校の中に入ってきた?

待って、どうしよう。
生徒玄関のすぐ隣の階段で耳を澄ましていた私は急いで階段を駆け上がった。

どうか、こっちには来ないで!


「コツ…コツ…。」

笹川君の靴の音が夜の学校に響く。

でも…
反響しててどっちに向かってるのかわからない!!

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