クラスゲーム
靴を脱いでそこにあるゴミ箱に入れた。

歩く音が聞こえて追いかけられたら…男の力に勝てる訳がない。

階段を上がって左から二番目の教室のロッカーに身を潜めた。

身動きも取れない…。

少しでも物音を立てたら…想像するだけで背筋に冷や汗が流れる。


「たんっ…たん。」

上がってきた!
よりによってなんで私のとこに来るのよ!


右に行って!!!
目をつぶって手をあわせる。

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