クラスゲーム
それから何分経ったかわからないけど、もう隠れる事もせずに立ち尽くしていた。

「あ、愛理っ!はぁ…はぁ…。」

そこには汗だくで走ってくる賢斗の姿。

呼吸を荒げて、手で額の汗を拭っている。


「賢斗…あみが!」

そう言うと賢斗も見たのか少し悲しそうな表情に変わった。

「ああ。誰か知ってるのか?」

「笹川君よ!私を殺そうとして学校内に入ってきて、私は隠れてなんとか。でもあみが見つかって…。」

そこまで言って涙が止まらない。

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