光が眩しいから
「ご飯食べよう。」
「あぁ…。
そうだね。」

みとれていた。


彼女は小さな袋からコンビニのサンドイッチを取り出す。

「佳珠音…?」
「なんだ?」
「もしかして、ご飯それで終わり?」
「そうだけど…。」
「いつもそうなの?」
「まぁ…。」
「明日弁当もってくるよ。
俺のと佳珠音ので二つ。」
「いっ…いいよ別に。
そんなに気を使うなって…」

佳珠音は複雑そうに笑いながら応える。

「そっちこそ気にするなよ、そんなこと。
俺がそうしたいんだから。
要らないって言っても持ってくるから。」
「じゃあ、お言葉に甘えさせてもらうか。」

少しだけ嬉しそうに、でも恥ずかしそうに、彼女は笑った。

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