光が眩しいから
今の俺達は午前中の授業をこなして、昼休みにゆきと一真の双子の沙織と屋上で昼食を食べるのが日常だ。


今日も午前中の授業をこなして、いつものようにみんなで屋上に集まった。
屋上から見える空は、広くて、手を伸ばせば届きそうなきがした。
風は少しあってここちいい。


「あぁ~…
こうちゃんどうしよう…
もうすぐテストだよぉ…。」
「あぁ~
そうだったなぁ。」

そう言った俺の頭を軽く叩いて、一真がこっちをブスッとした顔で見て口を開く。

「うわぁ~
興味なしかよ?
流石は学年で10位以内のやつはちがうなっ!」
「お前が馬鹿だからって、こうに八つ当たりするなよ。」
「うっさい!
そら啓にはわからないんだろうよ!
お前も学年10位以内だしな…。
あぁーあ。
なんで同じバンドでこうも違うのか…」
「いいじゃん桜庭くんは同じバンドってだけなんだから。
あたしなんて毎日こうちゃんと一緒に、同じ時間勉強してて、こうちゃんの足元にも及ばないんだからね…」
「何言ってんの。
ゆきは勉強し始めて、すぐ飽きて本読みだすじゃん…」
「そっ…
そうだけど…」
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