ねぇ、好きだよ。―幼馴染に片想い―


只今、私達のクラスでは何をやるのか話し合っています。


「とりあえず、やりたいものを意見として言って下さい。その中から多数決をします。」


学級委員の黒澤 唯香(クロサワ ユイカ)ちゃんがクラスの皆に声をかける。


「なんでもいいから!あ、でもクラス全員で楽しめるものな!」


その後に続いて男子の学級委員、橋本 輝(ハシモト ヒカル)くんが皆に声をかける。


2人共しっかりしてるから私のクラスはあまり揉め事もないし、皆仲良しだ。

このクラスの皆で文化祭に参加できるなんて嬉しいなぁ。


するとクラスの盛り上げ役、石橋 蓮(イシバシ レン)くんが椅子を引いて立ち上がった。


「はいはーい!俺、コスプレ喫茶やりたい!!」


コスプレ喫茶?ってなんか聞いたことあるよーな。


「コスプレ喫茶ってどんな事するの?」


早川さんが聞いた。


「クラスの皆がコスプレしてカフェみたいな感じで客をもてなすんだよ!」

「へぇ~、なんか楽しそー!」


クラスの皆も賛成のようだ。



「じゃあうちのクラスはコスプレ喫茶でいいですか?」


「「「「はーい!」」」」


こうして、私のクラスはコスプレ喫茶ということになった。



私が思ったこと。


コスプレ喫茶って………なんかベタだなぁ…。


いや、もちろんとっても楽しみですけどもね!!!!!

< 116 / 213 >

この作品をシェア

pagetop