ねぇ、好きだよ。―幼馴染に片想い―
女の子達からの嫉妬は怖いけど七瀬君が走れなかったらこのクラスの皆が落ち込むだろうし‥‥‥‥。
「わ、わかった。一緒に走ろう?」
私は仕方なく、七瀬君と一緒に走ることにした。
すると七瀬君の顔が一気にぱぁぁっと明るくなった。
「ほんと!?!?よっしゃーー!!!じゃあ、頑張ろうね!!!」
ふふっ、なんだか七瀬君ってワンちゃんみたい。話してて飽きないなぁ。
「うん!頑張ろっ!!!」
こうして私は今年の体育祭で、七瀬君と2人3脚を走ることが決まった。