ねぇ、好きだよ。―幼馴染に片想い―
廊下を話しながら歩いていると前からさくちゃんが来た。
「あ、さくちゃんだ!!おーいさくちゃーん!!」
こっちに気づいたさくちゃんが近づいてくる。
「陽和、なにそれ?」
「数学のノートだよ!先生に頼まれちゃって」
「ふーん……なんで七瀬と一緒?」
「七瀬君が手伝ってくれてるの!」
なんか…さくちゃんいきなり不機嫌になった?…なんで?
「そっか。んじゃあ七瀬、それ俺が運んどくよ。」
さ、さくちゃん……笑顔で言ってるけど目が笑ってないよね。さくちゃん怖いよ……。