ねぇ、好きだよ。―幼馴染に片想い―
さくちゃんが隣にいてくれるから……私はそれだけですっごく幸せなんだ。
だから安心して、涙腺が緩くなるのかな?
笑っちゃうね…。
私、子供みたい…。
「陽和、俺と付き合って下さい。」
「……っはい!」
私が頷くとさくちゃんはさっきより優しく包み込んでくれた。
「さくちゃん……大好き…。」
私がそう言うと、さくちゃんは私の顔をあげさせた。
―チュッ
「……俺も。」
そう言って微笑むさくちゃんは今までで一番かっこよかった。
私は何も言えずに真っ赤になってしまった。
ねぇ、さくちゃん
想いを繋いでくれて…ありがとう。
私ね、これからもきっとさくちゃんしか好きになれないよ……。
だから…もう二度と離れていかないで…
ずっとずっと……傍にいてね…。