ねぇ、好きだよ。―幼馴染に片想い―


「いいよ、俺が運ぶ。つか何でいきなり不機嫌になってんだよー。


……なんてな。俺、相手が南だろーと関係ねーから。」




いきなり七瀬君がよく意味のわからない話をし始めた。



「…幼馴染だからって余裕でいたらやばいんじゃない?他の奴に取られるよ?


例えば……俺とかに…‥ね?」




七瀬君……なんか怖いよ。

その笑顔。




「…チッ…余裕なんかある訳ねーだろ。……俺だって誰だろうと関係ねーよ。」




さ、さくちゃん!?

‥…い、今舌打ちした!?!?あの優しいさくちゃんが!?!?


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