ねぇ、好きだよ。―幼馴染に片想い―


「んじゃあ、買い物済ませたらここに集合にすっか。」


さくちゃんがそう言った。


「うん!ゲームセンター楽しんでね、さくちゃん!」


「おー、陽和も五十嵐と楽しんで来いな。



私が頷くと、さくちゃんが私に近づいきて、


「夜はふたりでどっか行こーぜ。」


耳元でそう言った。


思わぬ言葉に私の顔は一瞬にして熱くなってしまった。


「陽和、なんて言われたの?」


「陽和ちゃん顔赤い!!!こんなとこでいちゃつくなよな!俺達の気持ちも考えろ!」


杏華と和希くんが聞いてきたけど、このことは私とさくちゃんの秘密。

さくちゃんは、


「お前も早く彼女作ればー?」


と、和希くんを挑発していました。


杏華と和希くんには秘密だけど、どうしても頬が緩んじゃう。


ふふっ、夜楽しみだなぁ~。


頬が緩んだまま、私は杏華と2人で色々な所を回り始めた。

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