ねぇ、好きだよ。―幼馴染に片想い―
家が隣で小さい時からいつも一緒。
ずっとずっと隣にいたさくちゃんは勉強もスポーツもできておまけに誰にでも優しくて……。
当たり前なんだけど男女問わずモッテモテなさくちゃんなのです。
私はそんなさくちゃんの事がずっと好きだった。
いや、正確には今も大好きなんだけど……。
さくちゃんの中で私はあくまで幼馴染。
さくちゃんが私の事を幼馴染以外の目で見るなんてあり得ない……。
だから私はこの想いをこれから先も伝える気はない。
これからもさくちゃんの幼馴染として接するし、今まで通り傍にいられればそれでいい。