ねぇ、好きだよ。―幼馴染に片想い―
ねぇ、好きだよ。
たくさん泣いて、すれ違って、傷つけた。
でも最後は絶対に笑顔になれた。
それはきっと、私の隣にさくちゃんが居てくれたから。
だから、これからも隣に居てね?
帰り道、私は隣にいるさくちゃんに呼びかけた。
「ねぇ、さくちゃん。」
「ん?」
「……好きだよ。」
私が言うと、さくちゃんが私を優しく包み込んだ。
これからもこうやって伝えていこう。
どんな事があっても私の気持ちは変わらないから…
だから、何度だって君に伝えるんだ。
ねぇ、好きだよ。
◌ 。˚✩ fin ✩˚ 。 ◌