ねぇ、好きだよ。―幼馴染に片想い―
*第二章*

カラフル



*


さくちゃんと付き合ってから1週間。


毎日がキラキラして見える。


私達のことは既に校内の半分以上の生徒に知られていた。


人気者のさくちゃんに彼女ができたなんて知った女子達………が、ものすごく怖いです。


特に先輩方…。


同じ学年の子はなぜか皆祝福してくれて……。


「陽和ちゃんならしょうがないか~」


「成瀬さんならお似合いだし、心配ないね~」


とか、よくわからないけど……


皆優しくて我ながらホントにいい友達を沢山持ったと思う。



そして、杏華はというと……。



「ついに!?!?ついになのね!?」


「う、うん!そうなんだけど……ついにって……?」


「だって南くんが陽和のこと好きなんてふつーに気づいてたわよ。」


「えぇ!?なんで!?」


さくちゃんすっごいわかりにくいじゃん!!!


「逆に陽和がなんで気づかないのか不思議だったわ。」


私そんなに鈍感じゃないと思うんだけどなぁ……。


「まぁでも、よかったじゃん、陽和。

おめでとう!」


なんだかんだで祝福してくれた。


「うん!ありがとう杏華!!」


「まぁ、またいつでも相談しなさいよ。」


あー……杏華……天使!!!!!


「ホントありがと、まいえんじぇるよ。」


「なにそれ、やめて。」


「はい、すみません。」


杏華、ホントに大好きだぁぁぁ!!!!!

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