ねぇ、好きだよ。―幼馴染に片想い―


*

放課後、私は早川さんの手伝いをするために教室に残っていた。


てっきり私だけだと思っていたら七瀬くんも教室に残って早川さんの手伝いをするみたい。


2人で早川さんが資料を取ってくるのを話しながら待っていると……なんか…目がゴロゴロする。


「陽和ちゃん?だいじょぶ?」


「あ、うん……なんか目に入っちゃってるみたいで……。」


そう言って目をゴシゴシしていると、七瀬くんが「見せて。」と言って目の中を見てくれた。


「んー……あ、ちっちゃいゴミが入ってるかも。」


「え、どこどこ?」


「んーもっとこっち。」


七瀬くんが私の手をとってゴミが入っているところまで持っていってくれた。


「とれた!ありがとう、七瀬くん!」


「どーいたしまして!」


そんな話をしていると、ガラッと教室のドアが開いて早川さんが入ってきた。

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